2019/10/18 20:03
お天気の悪い今日を選び、外で煮出したのは山櫨(やまはぜ)。
草木染めをするのにわざわざ天気の悪い日を選んだのは、ご近所に蒸気が行かないように。です。
そう。山櫨はウルシ科。
山師の友人が分けてくれて、木工の友人が木っ端にしてくれたのですが、木工の友人はかぶれましたorz
私は大学時代に染めたときは大丈夫だったのですが、木工家も「僕も前は大丈夫やったから油断した」と。
大学時代、一緒に染めた先生がお岩さんになったのを思い出してドキドキ。
でも、せっかく木っ端にしてもらったんだし…と、屋根だけついてる外で煮出しました。

染液はちょっと薄いかな~ と思いながら、アルミ媒染の絹を浸けてみたら、
! !! !!!
てっげ美しか~。
お日さま色です。

こういう黄色はアルミ媒染ではなかなか得られません。
チタン媒染で得られる色に近いです。
昔は灰で絹を練り、媒染をしたと思うのですが、この色を見ると、椿の灰での媒染かなとも考えます。
この櫨染に蘇芳(すおう)をかけるのが「黄櫨染」
天皇陛下のみがお召しになられる袍の色です。
実は黄櫨染の色には幅があり、年若い主上(天皇陛下)には蘇芳の赤みを濃く、年配の主上は蘇芳を薄く染めたそうです。
でも、蘇芳の褪せ色 といわれるくらい褪せるのが早く、深みのある赤も赤茶色に変化します。
上皇陛下が以前お召しになっていたのが茶色っぽく見えましたので、「ずっと同じのをお召しだったのだなぁ…」と拝察いたしました。
もうちょっと染めて、蘇芳をかけて見ようかと思います