2019/10/24 09:57

先日ドキドキしながら染めた櫨は、まさにお日さまの光のような美しい色に。

これに蘇芳をかければ、黄櫨染になります。

絹だからこの色が出るのよねー
と思いながら、まだ少し染液があったので、シルケット加工の綿糸を染めてみました。

低温染をしたのですが、少しムラができてしまい
( ̄▽ ̄;)
さて、どうしようかと
湯洗いして、湯洗いして、湯洗いして、水洗い、水洗い………

あれ?色が変わってる?

どうも、酸化発色もするようです。

そういえば、これは高温発色させていないな…
と熱めのお湯に浸けると、
「ん?色が戻る?」

という訳で、再び温湯で洗い、洗い、洗い…水洗い、水洗い、水洗い

で、赤みが強くなりました。

5/3・5/2とも発色修了。
ムラがまだ少しあるな( ̄▽ ̄;)

天皇陛下がお召しになる黄櫨染の御袍は、蘇芳の色変わりがあるから、同じ色を染めるのが難しいのだと思い込んでいましたが……

ベースになる黄櫨も同じ色を出すのは難しい。
温度と水さらしが発色に関係してくるとは…。

材料を伐るのも削るのも危険が伴うし…

難しい染だなぁーと改めて思いました。

11月22日~23日の綾工芸まつり準備のため、HPの作品が増やせておりません。
お許しくださいませ